【新NISA】SBI証券と楽天証券を比較!つみたて投資枠・成長投資枠ではどっちが使いやすい?

SBI証券

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はじめに

新しいNISA制度がスタートし、「どの証券会社で口座を開設するべき?」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
特に人気が高いのがSBI証券楽天証券です。どちらも大手ネット証券ですが、NISA口座で取引できる商品や、サービスに違いがあります。
新NISAは、1人1口座しか開設できませんので、どちらで証券口座を開設するかお悩みの方はこちらの記事をご参考になさってください。

この記事を読むと分かること

・つみたて投資枠
・成長投資枠
におけるSBI証券楽天証券の使い勝手と、初心者におすすめの選び方

新NISAの2つの投資枠とは?

まず、NISA(ニーサ)とは投資で得られた利益が非課税になる国の制度です。投資で得られた利益は通常20.315%の税金がかかりますが、それが非課税となります。投資方法に応じて「つみたて投資枠」「成長投資枠」に分かれています。

  • つみたて投資枠
    • 投資信託をコツコツ積み立てる枠
    • 年間上限120万円
  • 成長投資枠
    • 株式やETF、投資信託などを自由に投資できる枠
    • 年間上限240万円

つみたて投資枠での比較(SBI証券 vs 楽天証券)

積立投資をメインにするなら、以下のポイントで比較しましょう。※以下は2025/8/31時点のデータです

つみたて投資枠での比較(SBI証券 vs 楽天証券)

SBI証券楽天証券
対象銘柄281本277本
積立設定毎月・毎週・毎日毎月・毎日
最低積立額100円100円
クレカ積立でのポイント還元最大3%(三井住友カード)Vポイント最大2%(楽天カード)楽天ポイント
利用できるポイントVポイント、Pontaポイント楽天ポイント
ボーナス設定
投資信託の保有でポイントがもらえる
取引手数料基本的には無料(※)基本的には無料(※)

(※)信託報酬は銘柄の詳細ページにて確認ください。信託財産留保額が掛かる場合あり。
詳細はNISAにおける取引手数料|SBI証券楽天証券のNISAは国内株式も米国株式も、海外ETFも投資信託も取引手数料無料|楽天証券をご覧ください。

【SBI証券】クレカ積立でのポイント還元

SBI証券では三井住友カードでおよびOliveでのクレカ積立が可能です。毎月100円から10万円までの積立が可能です。
還元率は0%~3%と、条件によって幅があります。条件を詳しくみていきましょう。

三井住友カード(NL)
Oliveフレキシブルペイ

年間お買い物利用額10万円以上10万円未満
付与率0.5%0%
10万円積立時の年間獲得ポイント6,000ポイント0ポイント
年会費無料
継続特典なし
お買い物利用還元率0.5%

三井住友カードゴールド(NL)
Oliveフレキシブルペイゴールド

年間お買い物利用額100万円以上10万円以上10万円未満
付与率1.0%0.75%0%
10万円積立時の年間獲得ポイント12,000ポイント9,000ポイント0ポイント
年会費5,500円(年間100万円以上の利用で翌年以降永年無料)
継続特典100万円利用で10,000ポイント付与
お買い物利用還元率0.5%

三井住友カードプラチナプリファード
Oliveフレキシブルペイプラチナプリファード

年間お買い物利用額500万円以上300万円以上300万円未満
付与率3.0%2.0%1.0%
10万円積立時の年間獲得ポイント36,000ポイント24,000ポイント12,000ポイント
年会費33,000円
継続特典100万円利用ごとに10,000ポイント付与(最大40,000ポイント)
お買い物利用還元率1.0%

クレカ積立でのポイント還元率が高いのが特徴ですね。
特に、「三井住友カードプラチナプリファード」は最大3%還元ですが、年会費が33,000円なので、利用頻度や買い物額をよく考えて選びましょう。
初心者なら、年会費無料の「三井住友カード(NL)」でも最大0.5%還元があるので、まずはここから始めるのもおすすめです。

【楽天証券】クレカ積立でのポイント還元

楽天証券では楽天カードでのクレカ積立が可能です。毎月100円から10万円までの積立が可能です。
楽天証券のクレカ積立は年間カード利用額を問わずポイント還元率が固定となっている点がSBI証券と異なります。
還元率は0.5%~2.0%と、条件によって幅があります。詳しくみていきましょう。

ポイント還元率ポイント還元率※代行手数料(※1)が年率0.4%(税込)以上の銘柄の場合10万円積立時の
年間付与ポイント
年会費
楽天ブラックカード(※2)2.0%2.0%24,000ポイント33,000円
楽天プレミアムカード1.0%1.0%12,000ポイント11,000円
楽天ゴールドカード0.75%1.0%9,000ポイント2,200円
楽天カード0.5%1.0%6,000ポイント無料

(※1)代行手数料とは、販売会社(=楽天証券)が投資信託の購入や保有に関して運用会社に代わって行う事務の手数料です。
例えば、人気のある次のファンドの代行手数料は次の通りです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.01925%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.0308%
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド:0.0187%
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド:0.0308%

(※2)楽天ブラックカードには、お申し込み対象条件があります。

楽天証券の場合、年間カード利用額に関係なく還元が得られるのが嬉しいですね。さらに、貯まった楽天ポイントは投資に再利用できるだけでなく、楽天市場や楽天ペイでも使えるので、楽天経済圏を日常的に活用している方には特におすすめです。

【SBI証券】投資信託の保有でポイントがもらえる

SBI証券での「投信マイレージ」では、投資信託の保有金額に応じて、毎月ポイントを獲得できるサービスです。
Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALマイル・PayPayポイントの5つのポイントの中から1つを選択できます。

参照:投信マイレージ|SBI証券

例えば、人気のある次のファンドの投信マイレージサービスポイント付与率(年率)は次の通りです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):0.0175%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):0.028%

もし100万円分保有していたら、目安として年間で次のポイントがもらえる計算です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):175ポイント
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):280ポイント
※実際には毎月「(月間平均保有金額×付与率)÷365日×ポイント付与対象月の実日数」(端数は切り捨て)で計算されますので、実際の付与ポイントと異なる可能性があります

【楽天証券】投資信託の保有でポイントがもらえる

楽天証券で投資信託の保有でポイントがもらえるサービスは「投信残高ポイントプログラム」と「資産形成ポイント(ハッピープログラム)」があります。

【楽天証券】投信残高ポイントプログラム

「投信残高ポイントプログラム」は、対象の投資信託の保有で、残高に応じてポイントをもらえるサービスです。

対象ファンドポイント進呈率(年率)
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド0.017%
楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド0.028%
楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド0.033%
楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド0.053%
楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド0.05%
楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド0.05%

もし100万円分保有していたら、目安として年間で次のポイントがもらえる計算です。
楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド:170ポイント
※実際には毎月「(月間平均保有金額×ポイント進呈率)÷365日×月間日数」(小数点以下切り捨て)で計算されますので、実際の付与ポイントと異なる可能性があります

【楽天証券】資産形成ポイント(ハッピープログラム)

「資産形成ポイント(ハッピープログラム)」は、投資信託の保有で基準残高を達成するとポイントをもらえるサービスです。※
※対象外のファンドがあります。詳細は楽天証券の資産形成ポイント(ハッピープログラム)のページをご覧ください。

もらえるポイント
楽天銀行「ハッピープログラム」対象の場合楽天銀行「ハッピープログラム」対象外の場合
ハッピープログラムで楽天ポイントがもらえる資産形成ポイントとして証券ポイントがもらえる
条件もらえるポイント
月末時点の残高が、はじめて10万円に到達した場合10ポイント
月末時点の残高が、はじめて30万円に到達した場合30ポイント
月末時点の残高が、はじめて50万円に到達した場合50ポイント
月末時点の残高が、はじめて100万円に到達した場合100ポイント
月末時点の残高が、はじめて200万円に到達した場合100ポイント
月末時点の残高が、はじめて300万円に到達した場合100ポイント
月末時点の残高が、はじめて400万円に到達した場合100ポイント
月末時点の残高が、はじめて500万円に到達した場合100ポイント
月末時点の残高が、はじめて1,000万円に到達した場合500ポイント
月末時点の残高が、はじめて1,500万円に到達した場合500ポイント
月末時点の残高が、はじめて2,000万円に到達した場合500ポイント

成長投資枠での比較(SBI証券 vs 楽天証券)

投資信託のほか、国内株式や外国株式などを買うなら、こちらの比較を参考になさってください。

成長投資枠での比較(SBI証券 vs 楽天証券)

SBI証券楽天証券
買える商品投資信託・国内株式・外国株式投資信託・国内株式・外国株式
単元未満株対応(S株)対応(かぶミニ)
単元未満株の売買手数料無料 (スプレッド無し)寄付取引:無料 (スプレッド無し)
リアルタイム取引:無料 (スプレッド0.22%)
取引手数料基本的には無料(※1)基本的には無料(※2)

(※1)投資信託はインターネットコースが0円対象。信託報酬は銘柄の詳細ページにて確認ください。信託財産留保額が掛かる場合あり。その他の詳細はNISAにおける取引手数料|SBI証券をご覧ください。
(※2)信託報酬は銘柄の詳細ページにて確認ください。信託財産留保額が掛かる場合あり。その他の詳細は楽天証券のNISAは国内株式も米国株式も、海外ETFも投資信託も取引手数料無料|楽天証券をご覧ください。

単元未満株の取引では、SBI証券の「S株」は1日3回の約定タイミングがあります。一方、楽天証券の「かぶミニ」は1日1回ですが、リアルタイムで売買できるサービスもあり、その場合はスプレッド(手数料のようなもの)が0.22%かかります。
約定スピードを重視するならSBI証券、0.22%のスプレッドがかかってもリアルタイムで好きなタイミングで取引したいなら楽天証券がおすすめです。

どちら証券会社でNISA口座を開設するべき?

新NISAでどちらの証券会社を選ぶべきかは、あなたの投資スタイルによって異なります。以下のポイントを参考にしてください。

つみたて投資メインの方

SBI証券
 ・毎週積立があり、積立設定が柔軟
 ・クレカ積立で最大3%還元(条件あり)
 → 積立を徹底的に最適化したい方におすすめ

楽天証券
 ・クレカ積立で最大2%還元(年間カード利用額を問わない)
 ・楽天ポイントを投資や楽天市場で利用可能
 → 楽天経済圏を活用している方におすすめ

個別株やETFなど成長投資枠を重視する方

SBI証券
 ・米国株の取扱銘柄数が業界最多
 ・単元未満株(S株)は1日3回約定で柔軟
 ・IPO取扱数も多い
 → 幅広い投資商品を使いたい方におすすめ

楽天証券
 ・「かぶミニ」で単元未満株をリアルタイム取引可能(0.22%スプレッド)
 ・UIがシンプルで初心者にわかりやすい
 ・日経テレコン(楽天証券版)を無料で読むことができる(情報収集を重視する投資家にとって大きなメリット)
 → 少額で好きなタイミングで株を買いたい方におすすめ

結論

  • 積立をメインに徹底してポイントを貯めたい → SBI証券(特にカード利用が多い方)
  • 楽天サービスを普段から使っている → 楽天証券
  • 個別株や米国株を本格的にやりたい → SBI証券
  • 少額でタイミングを選んで株を買いたい → 楽天証券

もしSBI証券・楽天証券の両方に気になるサービスがあれば、課税口座を両方開設しておくのもアリです。どちらも口座開設・維持手数料は無料です。
※ただし、NISA口座は1人1つだけなので、NISAを使う証券会社は1社に決める必要があります。

【投資に関するご注意】
投資には価格変動や元本割れのリスクがあります。ご自身の判断と責任で行ってください。